新国立競技場の事件簿

大うつけは馬鹿じゃない
新国立競技場の建設などの迷走など書いてみました。

新国立競技場とは

新国立競技場とは国立霞ヶ丘陸上競技場を全面建替工事することによって建設される予定の競技場です。場所は東京都の新宿区と渋谷区に跨っており、明治神宮外苑に隣接しています。運営主体は文部科学省所管の独立行政法人の日本スポーツ振興センターで施設所有権も持っています。

2020年に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる予定の場所でもあります。前身は明治神宮外苑競技場で1957年に解体されています。建替の検討を始めたのは2008年で、文部科学省が旧国立競技場の施設老朽化などを理由に調査研究協力者会議を設置しました。当時行われていた2016年夏季オリンピックの東京招致活動では、晴海埠頭に東京オリンピックスタジアムを建設する予定でしたが、2009年にリオデジャネイロオリンピックの開催が決定したために一度白紙に戻ります。2011年に当時の東京都知事である石原慎太郎が2020年夏季オリンピックの開催地として立候補することを決めたことで旧国立をメイン会場とする計画を立案されました。翌2016年11月までには設計を完了させる予定となっています。

新国立競技場のコンセプトは?

新国立競技場に採用されたデザインA案によると「杜のスタジアム」と題されており、"木"を取り入れた周辺環境と調和するスタジアムになっています。木材と鉄骨のハイブリッド構造の屋根となっているのが特徴で、水平的なラインが強調されたデザインとなっています。

地域の風を分析し、生み出されるスタジアム内の適切な風環境や外苑の杜へとつながる緑といったその土地の風土に合った設計になっていることが選ばれた理由として挙げられます。またこの案は様々な来場者のアクセスにも配慮されていいます。オリンピック大会時は常席450席、パラリンピック大会時は約700席の車いす席を確保しており、世界最高水準のユニバーサルデザインを採用しています。

そして360度連続する3層スタンドを採用することで競技者と観客が一体となれるスタンド環境が設備されているのです。この時、一緒に議題に提出されていたB案は地上3階、地下2階建てのスタジアムという構造でした、「新しい伝統」をコンセプトとして全体的に圧迫感の少ないコンパクトな作りが特徴です。

新国立競技場は五輪後にどうなるのか? 

新国立競技用の強みはなんといっても利便性と周辺人口において強みがあります。東京のど真ん中にある緑豊かな環境に建てられることから、アクセスしやすく新宿や渋谷といったターミナル駅からも近い場所にあります。同様の施設として東京ドームが挙げられますが、この施設は売り上げは年間800億円を超えています。

そのため、五輪後に緑豊かな環境を生かしながら、スタジアムやボールパーク、ホテルやショッピングモールといった施設を計画すれば間違いなく投資する企業は現れるだろうと専門家は述べています。現在の政府のスタンスとしては、まだはっきりとして意見を提示していません。日本代表の本拠地には出来ても特定のプロチームは出来ないという大前提として作られているので、Jリーグやプロ野球のチームの本拠地として使用するのは難しいと言えます。

また陸上競技場として使用するのに必要不可欠なサブトラックの常設を断念しており、サッカーのW杯招致を目指す場合はメーントラックの上に観客席を増設する方針を明示しています。しかしどの時期行われるかは未定です。公共性と商業利用の狭間で揺れている現状、まだどのように使用されているかは定かではないと言えます。

新国立競技場が迷走した理由

新国立競技場が迷走した理由は様々です。その起点とされているのがコペンハーゲンの敗退と言われています。当時東京が予定していたスタジアムは収容人数を最大10万人と言われる大規模なものを建設する予定でしたが、誘致の意欲を示すには力不足だったと言います。

20年に行われるオリンピックへの力行ををきっかけにサイド計画されたスタジアムの計画では建設費1300億円と決められていました。当時の常識を突き抜ける大盤振る舞いだったと言われています。しかし翌年に国際コンペによってその工費は3千億円超に膨らんでしまうのです。原因としてはデザインが奇抜、工事が複雑、資材費が高騰などが挙げられますが、なによりその規模が大きすぎることが問題にあります。

交渉力が弱いとされる部分を補うための柵とも言われていますが、何故このようなことになったのか未だ不明です。新競技場の基本コンセプトが煮詰まっていく中、やはり建設費案に非難が集中し焦点が経費削減に搾られてしまいます。この計画の白紙撤回した安倍晋三はアスリートファーストを強調したことでその方針はまた変更されるのでした。

◎レビュー

◎レビュー

Copyright (c) 2017 大うつけは馬鹿じゃない All rights reserved.